ハリーポッターシリーズでヴォルデモート卿を演じていたレイフ・ファインズが初監督＆主演した「英雄の証明(Coriolanus)」を見ました。
シェイクスピアの悲劇「コリオレイナス」を現代版にした映画なんだそうです。
ここ最近の映画にしては、役者がよくしゃべります。
【キャスト】
レイフ・ファインズ(ハリーポッター：ヴォルデモート)、ジェラルド・バトラー(300)、ヴァネッサ・レッドグレイヴ(ミッション：インポッシブル)、ブライアン・コックス(猿の惑星：創世記)、ジェシカ・チャステイン(テイク・シェルター)、ジョン・カニー(ゴースト＆ダークネス)、ポール・ジェッソン(人生は、時々晴れ)、ジェームズ・ネスビット(ホビット　思いがけない冒険)、ルブナ・アザバル(灼熱の魂)、アシュラフ・バルフム(アレクサンドリア)、ドラガン・ミカノヴィッチ

【あらすじ】
ローマの将軍コリオレイナスは、民衆の暴動を力で制圧する。
そこへヴォルサイ人が攻めてきたとの報が入る。
ヴォルサイ人の将軍オーフィディアスはローマと幾度となく戦いをしていたが、そのたびにコリオレイナスに破れ、今回もまた決着がつかなかった。
ローマに帰ったコリオレイナスは、その戦功から執政官に推薦されるが、その傲慢さから出た失言で反逆罪に問われ、国外追放にされる。
ローマへの復讐を誓うコリオレイナスが向かった先は、オーフィディアスのもとだった。（goo映画より引用）

【ラスト】
結局コリオレイナス（レイフ・ファインズ）がローマ進軍直前にきた母親・嫁・息子らが涙の説得に折れてしまい、自分を追放したローマ政府と停戦協定を結びます。
それをオーフィディアス（ジェラルド・バトラー）は、自分との固い約束を女子供の涙に絆され裏切ったことに腹を立てます。
また一方自軍の兵からも人気のあるコリオレイナスをこのまま自由にさせておくと、自分（オーフィディアス）の存在が薄くなっていくことにも不満を持ち、自分の近衛兵たちに協定を結び戻ってきたコリオレイナスに「殺せ！」と命じます。

ナイフを持った近衛兵たちにコリオレイナスも同様にナイフで挑みますが、1人2人は倒せるものの、１刺し２刺しと傷を負い、最後はオーフィディアスにとどめを刺されてしまい絶命します。

結局のところは、非凡な才能や体躯をもちながら傲慢さゆえに全てを失ったコリオレイナスの悲劇の映画でした。
一方オーフィディアスは、長年のライバルを自らの手で仕留め、労せず（さらには街を破壊することなく）ローマを手にしました。一番ラッキーだったね！

おしまい。

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