ずっと前に見た「SF/ボディ・スナッチャー」と同様に昔のSFホラー「ゼイリブ（1988）」を見ました。
「They Live」と書きます。


1980年代にアメリカ合衆国で蔓延した、人々のえげつないまでの強欲や、自分の高収入や高資産であることを他の人々に見せびらかすために、無駄に商品や情報を消費することに対する批判や警告が織り込まれているんだそうです。（Wikipediaより）

監督は、「遊星からの物体X」のジョン・カーペンター、役者は、ロディ・パイパー、キース・デヴィッド、メグ・フォスター、ジョージ・フラワー、ピーター・ジェイソン・・・
ほとんど知らん。
ロディ・パイパーって人は、役者ではなくプロレスラーだそうです。今でも現役（？）


【ストーリー】
失業者のネイダ(ロディ・パイパー)は、仕事にありついた工事現場でフランク(キース・デイヴィッド)という作業員と親しくなり、彼の紹介で、教会の用意したテントで寝起きするようになる。
ところがある日牧師たちが惨殺される現場を目撃したネイダは、教会内で町行く人の何人かが骸骨状の人間に見えてしまうサングラスを大量に発見する。
やがてこのサングラスが、普通の人間と、地球侵略を企む異星人とを見分ける能力を持っていることを知つたネイダは、ホリー(メグ・フォスター)を始めとする、異星人と戦う同士たちと知りあう。
こうしてネイダは、異星人とのゲリラ戦に身を投じるようになるが、地球上には人間に姿を変えた異星人たちがまだまだひしめいているのだった。



なんだかウルトラセブンで出てきそうな話です。

サングラスをかけると人の顔がガイコツみたいな宇宙人になったり、街中にあるポスターや標識、雑誌なんかもサングラスをかけると、「考えるな」、「消費しろ」、「結婚して子供を生め」、「お上には逆らうな」、「テレビを見ろ」、「眠っていろ」ってサブリミナル的に書いてあるのが見えるようになります。


小さい時に見た時には、ストーリーは全くわかりませんでしたが、大人になったので色々と解釈できました。

ずぅーっと昔から社会は宇宙人に侵略されてきていて、富裕層だったり要人だったりする階層は、この宇宙人たちが牛耳っているんだと思います。
そして地球人は、どんだけがんばっても出世できず、重労働や低賃金の下層階級での生活を強いられているのです。


もしかしたら、現実のこの世の中の、時々訳のわからん事を言い出したりやらかしたりしている政治家やどこぞの社長なども宇宙人なのかもしれませんね。（鳩○山とかさぁ・・・）

映画のようなサングラスが実際にあってかけてみたら、映画よりひどい世界が見えたりして・・・



あと古い映画だから仕方がないのかもしれないんだけど、いろいろと突っ込みどころがあります。
主人公の行動がまさに「考えるな」で、行き当たりばったりというか、「どうしたいのっ？」って言いたくなります。

・銀行とか公衆の面前で、自分だけ見えてる宇宙人を撃ち殺したらあかんやろ。
・あと黒人とTV局に押し掛けますが、どうするつもりで入ったん？スピーチするんけ？無職の指名手配犯が。
・たまたま逃げ出たTV局の屋上に、宇宙人の姿を偽装させるパラボラアンテナ型の装置があったけど、どうやってそれが宇宙人にとって重要なものってわかったん？
・なんでそん時、人間の女性撃ち殺してしまったん？

よく見てなかったのかなぁ？？？

なんにせよ、主人公が装置壊したんで、宇宙人の偽装がとれてビックリ！で終わります。

その後どうなるのかな？
人間対宇宙人の対決になるのかなぁ？
軍隊とかも宇宙人が占めてると思うから人間負けてそうだけどね。



今度は、カイル・マクラクランの「ヒドゥン」を見てみよう。

[1回]