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その映画おもしろいの?
洋画を中心に観たい映画と観た映画の感想とかをてきと~に。激しくネタバレします!
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4/19 内容を少し修正しました
DNAとか遺伝子とかのバイオ映画「スプライス」を見ました
00_s.jpg

エイドリアン・ブロディ(プレデターズ)とサラ・ポーリー(ドーン・オブ・ザ・デッド)が演じる変態科学者カップルの狂気の映画です。
アメリカ映画かと思いきや、カナダ・フランスの合作映画です。
合作映画ってどういう意味なんやろ?



33544fda.jpeg

【ストーリー】
天才遺伝子科学者コンビのクライヴとエルサは、人間と動物の遺伝子を合成させてハイブリッド・アニマルを産み出す禁断の技術を完成させた。ドレンと名付けられたその異形の生物は急激な早さで成長し、人間の女性に似た姿へと変貌する。


前半は、科学者が新薬の開発のためにDNAを組み替えて新しい生物をつくります。
柴犬ぐらいの大きさのアメフラシみたいな生き物で、ビラビラがいやらしいです。
6a803457.jpeg

そこで製薬会社からは製品開発に入る指示を出しますが、変態二人はこっそりと新生物の開発を続けます。
アメフラシの基礎のDNAに人間のDNAを入れてより高度な生命体を作ろうとします。

ほいで生まれたのがこれ↓
01_s.jpg
トム&ジェリーで動き出すクリスマスのチキンのようです。

母性に目覚めたサラ・ポーリーは、「ドレン」と名前をつけて育て始めます。
子供のいる人ならよくわかると思いますが、かわいいのは瞬間で、暴れるし大声出すしご飯はひっくり返すしで世話をするのは大変です。
大騒ぎするので、研究所で育てる事は不可能と判断して、サラ・ポーリーの死んだ母親が住んでいた農場に引越します。

04_s.jpg

「ドレン」は、人の数倍の速さで成長していくので、あっという間に12・3歳ぐらいになってきます。
そーなったらそーなったで、多感な時期を迎え、色々なものに興味を持ち、反抗したり愛情が芽生えたりとこれまた大変です。
言葉は大体通じるようですが、しゃべることはできません。

この生物の何が厄介かというと、尻尾があってその先に針があって怒るとそれをブンブン振り回すのでめっちゃ怖いです。

途中、サラ・ポーリーの母親からの虐待を思わせるようなくだりがあったり、エイドリアン・ブロディの「科学者として生物を廃棄しなくては」という倫理感と、子供ができると母親の愛情がそちらに向けられるのと同様の「恋人を奪われた」という感情からの殺意とがうかがえてきます。
微妙な表現なので難しいですが、この映画の言いたい事はこの辺になるのでしょうか???

一応科学者なので仕事もせなあかんので、株主の前でアメフラシを披露してプレゼンを行います。
今後の製薬の可能性を説きますが、めちゃめちゃ仲良しだったアメフラシ同士が、突然壮絶な殺し合いをはじめてしまいます。
どうやら、オス&メスだったのが突然変異でオス&オスになり、ケンカをし始めたんだそうです。

そして失意の中、一刻も早く新薬の材料となるタンパク質を作りださなくてはいけない羽目になっています


そこまではいい。
理解しようと思えばなんとかできるが、その後の後半からエグイです。

一方さらに年ごろ(推定18歳ぐらい)になった「ドレン」は、ますます自我に目覚め、猫を飼ったり、お化粧したり、外に脱走したりします。
その度に母親役のサラ・ポーリーに怒られますが、人間同様へそを曲げたりします。

03_s.jpg


そこでせっかく返してもらった猫を尻尾の針で刺し殺してしまい、サラ・ポーリーを狂気へと導きます。
サラ・ポーリーは、ドレンを台に固定して尻尾の先を切除します。
人間に置き換えると完全に虐待です。

エイドリアン・ブロディの方もクレイジーで、「ドレン」に女性の部分を感じ始めて・・・ヤっちゃいます。
それで、見られちゃいます。

もうだめだ、という事でドレンを始末しようと、住んでいる家に帰ると、遊び場になっている水槽の中でドレンが動かなくなっております。
今さっきまで殺す気でいましたが、やっぱり死んじゃうと悲しくなっちゃいます。
そしてその夜、農場の片隅に穴を掘って土葬します。


【ラスト】
そこへ新生物の存在を知った会社の偉いさんが、乗り込んできますが、ドレンはすでに土の中・・・
と思ったら、ピヤァーーっと何者かが偉いさんを空へと連れ去ります。(該当者ドレンしかおりませんが)

05_s.jpg
↑ ピヤァーーっと

それまで女性体だったドレンが、変体して男性体になっておりました。
ちょうどサナギの状態になっている所を死んだと思い埋葬したのでしょう。

エイドリアン・ブロディとドレンは、オスvsオスという事で、男性体ドレンはアメフラシのプレゼン同様にエイドリアン・ブロディ襲いかかります。
切られていた尻尾は、あの後ソッコー修復しております。

そして、ドレンはサラ・ポーリーのもとへ。
思春期の男ドレンは、ヤル気マンマン!抵抗むなしくサラ・ポーリーはヤられちゃいます。

いいの?この映画・・・大丈夫?

気絶からもどったエイドリアン・ブロディに背中から刺され、サラ・ポーリーにトドメを刺されてドレンは死んでしまいます。
エイドリアン・ブロディも尻尾攻撃(毒)で死んでしまいます。

場面は変わって、最後はなにやらサラ・ポーリーが製薬会社社長と契約を交わしております。
サインして立ちあがったサラ・ポーリーは妊娠しておりましたとさ。
2への伏線ですか?

おしまい


【ツッコム所】
・多数の同性の中で生物の変体が起きて一部の性別が変わるのはわかるけど、この映画のアメフラシのように既にオス×メスで繁殖できる状態だったり、ドレンのように単体の場合は変体する必要がないんじゃないのかい?むしろドレンは両性具有になるか、生物全般的に強い女性体になるんじゃないのかな?
・あと未知の生物が死んだ時、土葬しちゃあいかんと思います。火葬にすべきだと思います。 









↓ドレンの役を演じたデルフィーヌ・シャネアックって言うフランスの女優
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かわええやん


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マイナー映画の中から掘り出しもの映画を見つけるとうれしくなります。

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