誰もが「一杯の水で」狂暴(クレイジー)になる「クレイジーズ」をみました。
意外と世間での評価は低いようです。


主役は、最近のお気に入りティモシー・オリファント（ダイハード4.0のラスボスやヒットマンとかの人）です。
その他にラダ・ミッチェル（サイレントヒルの主役）、ジョー・アンダーソンなどです。
元々はジョージ・A・ロメロが1973年に同名で作った映画だそうで、今回も制作に携わっております。
オリジナルも見てみたいような・・・


どんな話かっつーと、
ウィルス兵器を積んだ飛行機が、田舎町に墜落。
極秘兵器なので一切情報公開されず。
墜落した場所が、川の上流で街の水源になっているので、川上の人からクレイジーになっていく。

感染すると人間の状態のままめちゃくちゃ凶暴かつ意味不明になります。
いわゆる基地外。

最初の感染者は、野球の試合中に野球場にライフルを持って現れます。
それまで平穏な風景だったので、ものすごい違和感があります。
その違和感がはじまりでございますわ。

ゾンビと違って基本は人間なので、銃で撃たれれば死にますが、とにかく凶暴で本気で暴れている人間一人を実際に何とかするのは、かなり大変なことだと思いますが、それが大人数になってくるとある意味ゾンビより怖いかもしれません。

またこのウィルス兵器を軍が作った目的は、「人口調整」・・・
人知れずウィルスがまかれれば・・・と想像すると非常に怖い兵器です。
そもそも人間が人口調整などしてはいかんと思います。（自然淘汰されるものだと思います）



なんにせよストーリーがよくできているので、おもしろかったです。
ドーン・オブ・ザ・デッドよりも28日後に近い感じです。
ただ舞台になった町自体が小さいので、感染力の迫力もあまり伝わってきませんでした。

途中から軍隊がきて町自体を隔離しますが、主人公を含む男女4人は、軍が隔離地域の人間全員を殺そうとしているのを察知して、なんとか隔離から抜け出そうとします。



終盤、主人公の家に立ち寄った時に、最初に感染し撃ち殺したおっさんの嫁と息子（どちらも感染済）に襲われます。
手をナイフで突き刺された主人公は、そのままの手で自分の妻に銃を向けるおっさんの嫁を刺殺します。（息子の方だったかも）
そこで相手の血の付いたナイフを抜き取ってしまったので、おそらく主人公もそこで感染してるんじゃないかと思いますが、ラストまで発症はしませんでした。（たぶん２作った時の布石）

で、最後は核でドッカーンです。
それでも逃げ延びた二人は、大きな町に向かって行きエンドロールです。


【ストーリー】
アイオワ州の、のどかな農村オグデンマーシュ。
地元の保安官デヴィッド・ダットンが野球のデーゲームを観戦中、住民のロリー・ハミルがショットガンを持ってグラウンドに侵入。
退去するように説得中、銃口を向けられたデヴィッドはやむを得ずハミルを射殺した。
同じころ、デヴィッドの妻で医者であるジュディは、家族からの依頼を受けて農夫のビルを診察するが、うつろな表情で「大丈夫だ」と繰り返す彼の体に異常を発見できなかった。しかしその晩、ビルは自分の家に火をつけ、中に閉じ込められていた妻子を焼き殺してしまう。
翌日、郊外の沼からパイロットの遺体が見つかったとの通報を受けたデヴィッドは、沼の底に貨物飛行機が沈んでいるのを発見する。
ハミルやビルの家の水源が沼に近かったことから、デヴィッドは彼らの異常行動の原因が水ではないかと推理する。
墜落した飛行機の積荷には、軍で開発されたラブドウイルス科のウイルス、トリクシーが積まれていたのだった。




こちらはオリジナルバージョンのトレーラー

[5回]